政府、感染拡大防止措置の2月21日までの継続を発表

(バングラデシュ)

ダッカ発

2022年02月04日

バングラデシュ政府は2月3日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況を受け、現在講じている感染防止のための措置(2022年1月12日記事1月24日記事1月26日記事参照)の2月21日までの延長を発表した(添付資料・ジェトロ仮英訳参照)。なお、今般の通達では現在講じられている規制のうち、以下2点があらためて明記された。

  1. 社会的、政治的、宗教的、国家的行事で、100人以上の集会は実施できない。参加者は必ず、新型コロナウイルスワクチン接種証明書もしくは参加前24時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書を持参しなければならない。
  2. 全ての学校、カレッジ、それらと同等の教育機関による対面授業は閉鎖とする。

本通知を踏まえ、バングラデシュ銀行(中央銀行)は同日、銀行の出勤者数を原則50%までにすること、必要に応じ出社率を各銀行で決定することができること、銀行内でのマスク着用徹底の措置について、2月21日まで延長する通達を発した。

バングラデシュの2022年1月の1日当たりの平均の新規感染者数は6,880人(前月:299人、前月比23倍)と、感染拡大が続いている。在留邦人の感染も増加しており、在バングラデシュ日本大使館は在留邦人に対し、感染対策の徹底などの注意喚起をしている。1月の新型コロナウイルス感染の69%はオミクロン株との政府発表もある中(2022年1月27日記事参照)、引き続き新型コロナウイルスの感染状況に注視する必要がある。

(山田和則、安藤裕二)

(バングラデシュ)

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