米ロサンゼルス郡、ワクチン接種完了者の屋内でのマスク着用義務を解除

(米国)

ロサンゼルス発

2022年02月28日

米国ロサンゼルス郡公衆衛生局は2月23日、5歳以上の新型コロナウイルスワクチン接種完了者に対して、2月25日から屋内でのマスク着用義務を解除外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますすると発表した。事業者は、顧客や従業員のワクチン接種状況の確認をした上で、いずれかの方法を選択可能としている。

  1. 顧客と従業員の両者に対して、ワクチン接種完了証明書、もしくは未接種の場合は2日以内の陰性証明の提示を求め、接種が完了した顧客と従業員は屋内施設でマスクを外すことが可能。
  2. 顧客のみに対して、ワクチン接種完了証明書、もしくは未接種の場合は2日以内の陰性証明の提示を求め、接種を完了した顧客のみが屋内施設でマスクを外すことが可能。全ての従業員はマスクの着用が必須。

いずれの場合も、ワクチン未接種者は、飲食時を除き、州の措置に基づいて顔に密着した防護力の強いマスクの着用が求められる。ワクチン接種完了者も、自身の判断でマスク着用は可能。

職場や学校での感染拡大を防止し、再開を継続させるためにも、状況に応じて屋内や屋外の人混みでマスク着用を求めるという。また症状がある場合や、検査で陽性、陽性者との接触がある場合には自宅での療養、自己隔離は引き続き必要とされ、陽性者や接触者に対する自己隔離は引き続き法的義務とされている。

ロサンゼルス郡は、2021年7月15日から屋内でのマスク着用を再び義務付けたが(2021年7月19日記事参照)、カリフォルニア州は、足元の感染者減少状況などを踏まえ、2月16日から、公共施設の屋内でのマスク着用義務を解除していた(2021年2月21日記事参照)

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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