ルーマニア外相、黒海の安全保障を注視、外交努力を通じた緊張緩和を図る

(ルーマニア、ウクライナ、ロシア)

ブカレスト発

2022年02月18日

2月17日付の「ナインオクロック」紙によると、ルーマニアのボグダン・ルチアン・アウレスク外務相は2月16日、上下両院外交政策委員会で、(ロシア海軍が軍事演習を開始した)黒海の治安状況の悪化が実際に起こっている兆候はまだないとしつつも(2021年2月15日記事参照)、外交努力の継続が非常に重要だ、と述べた。黒海の安全保障は、ウクライナだけではなく、欧州・大西洋の安全保障に直結する問題だと強調した。

同紙によると、アウレスク外相は「ロシアの部隊の一部が撤収しても装備がその場に残され、今日にでも使える状態を見てきた。(ロシアがウクライナ国境と黒海に配置した)部隊と装備がともに完全に撤収されるまでは緊張が緩和されたとは言えない」とした。一方で、現時点では直ちに軍事紛争が発生する可能性は低く、国民の人命に脅威が及ぶ心配はないとした。

さらに同紙によると、ルーマニア外務省は2月12日に、ウクライナ・キエフのルーマニア大使館と在オデッサ・ルーマニア総領事館に勤務する外交官のうち、必要不可欠以外の人員を帰国させ、帯同家族については自主的判断による避難を認めた。この結果、帯同家族の避難は完了し、また大使館から職員2人が帰国した。キエフのルーマニア大使館には15人が残り、通常業務を続けている。

(西澤成世)

(ルーマニア、ウクライナ、ロシア)

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