米CDC、新型コロナワクチンの追加接種対象年齢を12歳以上に引き下げ

(米国)

ニューヨーク発

2022年01月07日

米国疾病予防管理センター(CDC)は1月5日、新型コロナワクチンの追加接種(ブースターショット)の対象年齢に12~15歳も含めると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。米国食品医薬品局(FDA)は1月3日、同年齢層へのワクチン追加接種を承認外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしており、それを基にCDCの予防接種諮問委員会(AICP)は1月5日、追加接種の推奨年齢に12~15歳を加えるか否か採決し、賛成13、反対1で推奨するとの結論を出した(CNN1月6日)。

現在、17歳以下の子供が受けられるワクチンの種類はファイザー・ビオンテック製のみとなっている。CDCは1月4日、ファイザー・ビオンテック製のワクチン接種を完了(注)した人は、これまでより1カ月早い5カ月目に追加接種を受けることを推奨すると発表した(2022年1月5日記事参照)が、全ての若年層が追加接種の推奨対象にはなっていなかった。今回の発表で正式に、12~17歳への追加接種も接種完了から5カ月目を推奨するということが強調された。なお、5歳から12歳未満の子供への追加接種はまだ承認されていない。

(注)免疫障害などがない場合、ファイザー・ビオンテック製またはモデルナ製ワクチンは2回、ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンは1回で接種完了とされている。

(吉田奈津絵)

(米国)

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