米CDC、ファイザー・ビオンテック製ワクチンの追加接種推奨間隔を接種完了から5カ月後に短縮

(米国)

ニューヨーク発

2022年01月05日

米国疾病予防管理センター(CDC)は1月4日、新型コロナワクチンの追加接種(ブースターショット)推奨間隔について、ファイザー・ビオンテック製ワクチンを受けた人は接種完了から5カ月後に短縮すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。これまでは、接種完了(注)から6カ月後としていた。その他の種類の追加接種は、モデルナ製の接種完了から6カ月後、ジョンソン・エンド・ジョンソン製の接種完了から2カ月後としていることは変わらない。

CDCはまた、中等度と重度の免疫障害のある5歳以上の対象者については、ファイザー・ビオンテック製やモデルナ製の2回目接種から28日後に3回目の接種を受けるよう促している。この場合、3回目の接種で接種完了としている。同対象者のうち16歳以上については、追加接種も受けるよう勧めている。4回目の接種間隔は、ファイザー・ビオンテック製は5カ月後(16歳以上対象)、モデルナ製は6カ月後(18歳以上対象)としている。なお、ジョンソン・エンド・ジョンソン製(18歳以上対象)は、免疫障害のある場合でも、1回の接種で接種完了とされており、2カ月後の追加接種を同様に勧めている。

(注)免疫障害などがない場合、ファイザー・ビオンテック製またはモデルナ製ワクチンは2回、ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンは1回で接種完了とされている。

(吉田奈津絵)

(米国)

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