現代自動車、2021年第4四半期は増収増益

(韓国)

ソウル発

2022年01月31日

韓国の現代自動車は1月25日、2021年第4四半期(10~12月)の業績(連結ベース)を発表した。売上高は前年同期比6.1%増の31兆260億ウォン(約2兆9,785億円、1ウォン=約0.096円)、営業利益は21.9%増の1兆5,300億ウォンだった。一方、当期純利益は40.7%減の7,010億ウォンだった(添付資料表1参照)。

世界市場の販売台数は、前年同期比15.0%減の98万1,000台だった。内訳は、北米が7.9%減の20万6,000台、インドが28.9%減の12万2,000台、中国が42.9%減の8万7,000台、中南米が7.6%減の7万3,000台、ロシアが26.6%減の3万6,000台だった。韓国国内も8.9%減の18万6,000台となった。一方、西欧は7.0%増の14万3,000台と好調だった(添付資料表2参照)。

同社は第4四半期の業績について「半導体供給不足により世界市場の販売は減少したが、生産最適化を通じて、高級セダンのジェネシスとスポーツ用多目的車(SUV)を中心としたプロダクトミックスが改善した」とした。

今後の展望については、1.半導体供給不足の緩和による生産増加、2.新規ラインアップの追加などによる電気自動車(EV)の世界市場での販売拡大、3.ジェネシスやSUVなどの付加価値の高い製品を中心とした持続的なプロダクトミックスの改善を見込んでいる。

(柳忠鉉)

(韓国)

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