水素エネルギーモデル都市のランキング、シンクタンクが発表

(中国)

上海発

2022年01月14日

中国政府は、燃料電池車(FCV)の普及に向けて、2021年8月から9月にかけて北京市と上海市、広東省仏山市を先導都市とした燃料電池自動車モデル都市群を選定した(注)。今後、各地域で実証事業などが展開されていくこととなっている(2021年9月7日記事参照)。

新エネルギー・新素材関連のシンクタンクTrend Bankは1月10~12日、水素エネルギーと燃料電池産業に関する年次総会を開催し、「水素エネルギーモデル都市政策競争力ランキング」を発表した。ランキングはモデル都市群に参加する都市の中でも、水素関連の政策を発表している15都市を対象として、水素産業の規模、水素生産能力、FCVの導入台数、水素ステーション数、水素ステーションへの建設補助、運営補助などを通じて、水素エネルギーに関する各都市の政策の競争力をランク付けしたものだ(添付資料表参照)。

上海市、北京市、広東省仏山市がトップ3を占めており、モデル都市群の先導都市として政策競争力の高さがうかがえる。Trend Bankが2020年5月に発表した前回のランキングでは、上海市、江蘇省蘇州市、広東省仏山市がトップ3となっていた(2020年6月4日記事参照)。

モデル都市群については、第2弾の都市群の選定に向け審査は完了しており、河南省鄭州市を先導都市とする河南モデル都市群、河北省張家口市を先導都市とする河北モデル都市群が選ばれるとの報道もある(「上海証券報」1月9日)。

(注)先導都市とは、モデル都市群の計画策定や役割分担などで中心的な役割を担う都市を指す。

  • 北京市は、北京市の大興区、海淀区、昌平区など6区と天津市浜海新区、河北省保定市、河北省唐山市、山東省浜州市、山東省淄博市など12都市の連合による水素燃料電池自動車モデル都市群を形成。
  • 上海市は、江蘇省蘇州市、江蘇省南通市、浙江省嘉興市、山東省淄博市、寧夏回族自治区寧東能源(エネルギー)化工基地、内モンゴル自治区オルドス市など上海市+6都市の連合で長江デルタ地域の産業サプライチェーンが連携し、中長距離走行と中・大型トラックの応用に焦点を当てた水素燃料電池自動車モデル都市群を形成。
  • 広東省は、仏山市、広州市、深セン市、珠海市、東莞市、中山市、陽江市、雲浮市、福建省福州市、山東省淄博市、内モンゴル自治区包頭市、安徽省六安市などが連合で燃料電池自動車モデル都市群を形成。

(高橋大輔)

(中国)

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