日本の特産品を紹介するアンテナショップ「Japantenna」、米サンフランシスコ市の日本町にオープン

(米国)

サンフランシスコ発

2021年11月17日

日本の魅力を紹介するアンテナショップ「Japantenna」が11月12日、米国サンフランシスコ市の日本町内のモール(ジャパンセンター)にオープンした。Japantennaは、新型コロナウイルスで影響を受けた日本町の活性化や、日本の地方産品の紹介などを目的としたアンテナショップだ。

同ショップでは、各都道府県の特産品などを定期的に紹介していく計画で、第1弾として、鹿児島県から直送された焼酎や日本茶、工芸品などを展示している。店舗は11月12日から12月5日までの期間限定で、金、土、日曜日の午前11時から午後6時まで営業する。店内では、ボランティアを中心とするスタッフが展示品を来場者に紹介する。日本町のコミュニティパートナーの1つで、同ショップを運営するジャパンタウン・タスクフォースによると、ショップがオープンした11月12~14日の3日間で、約1,300人が店舗を訪れたという。

サンフランシスコ市の日本町は、全米に3つある日本町の1つ(注)で、1906年から北カリフォルニアのベイエリアに住む日系米国人コミュニティの中心となってきた。エリア内には、飲食店や書店などが入ったモールのほか、ホテルや日本食品のスーパーマーケットなどがある。カリフォルニア州が2020年3月と12月に新型コロナウイルス対策として発令した自宅待機令では、モール内の店舗が営業制限を余儀なくされるなど影響を受けた(2020年3月25日記事2020年12月9日記事参照)。日本町では、今回のアンテナショップの開店を機に、訪問客の増加を期待している。

写真 Japantennaの入り口(ジェトロ撮影)

Japantennaの入り口(ジェトロ撮影)

写真 店内で展示されている焼酎(ジェトロ撮影)

店内で展示されている焼酎(ジェトロ撮影)

(注)ほかに、カリフォルニア州ロサンゼルス市、サンノゼ市に日本町がある。

(石橋裕貴)

(米国)

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