2021年第3回茶の関税割当結果および2022年第1回の申請日程
(タイ)
バンコク発
2021年11月12日
タイ商務省外国貿易局(DFT)は11月9日、WTO協定による新たな関税割当制度に基づく2021年第3回茶の関税割当結果を公表した(日本語仮訳は添付資料参照)。
これに先立つ11月3日には、茶を含む9品目の貿易管理品目について、12月31日まで第3回関税割当枠の返納を受け付けると発表した。また、2022年第1回の茶を含む9品目の貿易管理品目の関税割当枠の申請を、2021年12月1日から16日までの10営業日の間、受け付けることも併せて発表した。
2021年第3回茶の輸入割当では、第2回割当(2021年7月14日記事参照)の残量(約14.9キロ)と、2021年10月11日から27日まで第2回の輸入量割当を受けた者が返納を通知した量の合計である約36.5トンに対し、48社から1,082トンを超える申請があった。関連の商務省規程(日本語仮訳
(226KB))に従い、それぞれの申請量に比例配分して割り当てた。割当を受けた者は結果に従い、2021年12月31日までに輸入を完了しなければならない。
割当を受けた者が、割当量または返納申告した後の残量のうち95%以上の割当量を使用しなかった場合には、翌年の割当量計算の際に考慮され、割当量が差し引かれる。割当量に基づく輸入実績がなく返納申告もしなかった場合は、翌年の割当から除外される。
(ウォンパタラクン・ヤーダー、谷口裕基)
(タイ)
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