10月の二輪生産台数、前月を引き続き上回る

タイ工業連盟（FTI）は11月18日、10月の二輪車生産台数が前年同月比8.3％減の19万2,774台だったと発表（添付資料表参照）。4カ月連続マイナスとなっているが、前月比では24.5％増加した。部門別では、完成車が前年同月比13.1％減の14万4,844台、現地組み立て部品（CKD）が10.2％増の4万7,930台だった。

2021年1～10月の生産台数累計では、前年同期比15.9％増の186万419台となった。部門別では、完成車が11.2％増の142万4,338台、CKDが34.5％増の43万6,081台だった。

10月の国内販売台数は前年同月比9.5％減の11万4,285台で、前月比では4.0％増加した。1～10月累計では、前年同期比3.5％増の131万6,490台となった。

10月の完成車（CKDを含む）輸出台数は前年同月比14.6％増の7万8,919台で、前月比では14.1％増だった。輸出額は前年同月比17.0％増の約55億バーツ（約193億円、1バーツ＝約3.5円）となった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は20.4％増の約59億バーツだった。

輸出の1～10月累計では、完成車（CKDを含む）輸出台数は前年同期比37.5％増の79万9,260台で、輸出額は37.1％増の約646億バーツとなった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は39.4％増の約683億バーツだった。

（高谷浩一、トンワニッチャノッパクン・ニチャーパッタラ）