WHO、インド製の新型コロナワクチン「コバクシン」の緊急使用承認

(インド)

ニューデリー発

2021年11月12日

世界保健機関(WHO)は11月3日、インドの製薬企業バーラト・バイオテックが開発した新型コロナウイルスワクチン「コバクシン」を緊急使用リストに追加した。これにより、同リストに掲載するワクチンは計8種となった。インド製ワクチンとしては、英国アストラゼネカから技術供与を受けてインド製薬企業セラム・インスティチュート・オブ・インディアが生産する「コビシールド」が2021年2月に加えられて以来2種目。

WHOの予防接種に関する戦略的諮問委員会は10月、「コバクシン」を4週間間隔で2回接種した18歳以上の成人は、2回目の接種から14日間以降の重症化リスクが78%下がることを確認できたとしている。ただし、妊娠中の女性が接種した場合のリスクに関しては十分に検証できていないとした。「コバクシン」は室温2~8度での保管が可能で、有効期限も9カ月と比較的長いことから、WHOは中・低所得国での使用に適していると結論付けている。

インドは2021年1月以降、国内で生産したコロナワクチンをバングラデシュやミャンマーなど周辺国を中心に輸出してきた。インドで新型コロナウイルス感染拡大の第2波が到来した4月には国内供給を優先するために輸出をいったん停止したが、10月に輸出を再開している。

インド国内では、政府がIT技術を活用した積極的なワクチン普及キャンペーンを展開中だ(2021年9月17日記事参照)。10月にはワクチン接種回数が累計10億回を突破しており(2021年10月27日記事参照)、第2波が収束した6月後半以降、新規感染者数は緩やかな減少傾向が続いている。

(広木拓)

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