新型コロナワクチン予防接種第4四半期計画を発表、10月からブースター接種を開始

(韓国)

ソウル発

2021年10月01日

韓国の「コロナ19予防接種対応推進団」は9月27日、2021年10月以降の「コロナ19予防接種第4四半期実施計画」を発表した(2021年9月2日記事参照)。「10月末までに高齢者(60歳以上)の90%以上、成人(18歳以上)の80%以上の接種完了を通じ、日常回復への段階的な移行を目指す」ことを目標としている。具体的には、(1)18歳以上の未接種者への接種推進、(2)ファイザー、モデルナワクチンの接種間隔の変更、(3)12~17歳への接種、(4)妊婦への接種、(5)ブースター接種(3回目のワクチン接種)について示された。主な内容は以下のとおり。

1.ファイザー、モデルナワクチンの接種間隔の変更(2021年8月13日記事参照

10月第2週~11月第1週に2回目のワクチン接種を予定している人は、接種間隔を5週間とする。11月第2週にワクチン接種を予定している人は、接種間隔を4週間とする。また、10月以降に1回目の接種を予定している人は、1回目の接種後、ファイザー製は3週間、モデルナ製は4週間の接種間隔で2回目を接種する。

2.12~17歳への接種

10月18日~11月13日(16~17歳)、11月1~27日(12~15歳)の日程で接種する。ファイザー製ワクチンを使用し、1回目と2回目の接種間隔を3週間とする。

3.妊婦への接種

10月18日からワクチン接種を開始する。ワクチンはファイザー製またはモデルナ製を使用する。

4.ブースター接種

第1段階として、10月から基礎疾患患者、60歳以上の高齢者、医療従事者など(注)を優先的に接種し、第2段階として、エッセンシャルワーカーを含む一般対象者に拡大する。

(注)ブースター接種対象者(かっこ内は接種日程)は、基礎疾患患者(11月1日~)、60歳以上の高齢者(10月25日~)、新型コロナウイルス感染患者受け入れ医療機関の従事者(10月12~10月30日)、療養病院・施設の入院・入所者および医療従事者(11月10日~)、病院級以上の医療機関従事者(11月15日~)を指す。

(当間正明)

(韓国)

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