新型コロナワクチン接種間隔、モデルナ製の供給不足で6週間に延長

(韓国)

ソウル発

2021年08月13日

韓国の「コロナ19予防接種対応推進団」は8月9日、新型コロナウイルスのmRNAワクチンの接種間隔を6週間に延長すると発表した。

韓国では9日時点で累計3,509万回分のワクチンを導入し(注)、8月10~31日に約2,120万回分、9月に約4,200万回分のワクチンを入れる予定だ。同推進団は、今回のmRNAワクチンの接種間隔の延長はモデルナから8月の供給量が予定(850万回)の半分以下になるとの通告を受けたためと説明した。政府は供給遅延に強い遺憾を表明し、ワクチンの迅速な供給を促す予定としている。

なお、ワクチン接種計画に基づいて現在進めている50代の予防接種と18~49歳の予約などについては予定どおり進める。

接種間隔の延長と効果について、予防接種専門委員会では、mRNAワクチンの接種間隔はファイザーが3週間、モデルナは4週間としているが、ワクチン供給状況などを考慮し、最大6週間間隔まで適用可能としている。他方、高校3年生と高校教諭、大学受験生(浪人生など)は4週間間隔、その他教育・保育従事者などは5週間間隔でワクチン接種する。

(注)アストラゼネカ、ファイザー、モデルナ、ヤンセンファーマ、COVAXファシリティー(アストラゼネカ、ファイザー)からの供給の合計。

(当間正明)

(韓国)

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