EUの第2四半期GDP成長率は前期比2.1%、3四半期ぶりにプラス成長

(EU、ユーロ圏)

ブリュッセル発

2021年09月13日

EU統計局(ユーロスタット)は9月7日、2021年第2四半期(4~6月)のEU27カ国とユーロ圏19カ国の実質GDP成長率(季節調整済み)を、それぞれ前期比2.1%、2.2%と発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(添付資料表1、2参照)。EUとユーロ圏の成長率はともに、2四半期連続のマイナス成長からプラス成長に転じた。

EUの実質GDP成長率(前期比、以下、同)を需要項目別でみると、2四半期連続でマイナスだった個人消費が3.5%(寄与度:1.7ポイント)とプラス成長となり、成長を牽引した。政府消費支出と総固定資本形成もそれぞれ1.2%(同0.3ポイント)、1.0%(同0.2ポイント)のプラス成長となった。輸入は2.2%で、1.8%の輸出の勢いを上回った。

国別の成長率をみると、アイルランド(前期比6.3%)やポルトガル(4.9%)、ラトビア(4.4%)など24カ国でプラス成長となった(添付資料表2参照)。マイナス成長を記録した加盟国は、クロアチア(マイナス0.2%)とマルタ(マイナス0.5%)の2カ国(最新データが未発表のルクセンブルク除く)のみだった。ユーロ圏の主要4カ国では、ドイツが1.6%、フランスが1.1%、スペインが2.8%、イタリアが2.7%となった。うち最も高い成長率となったスペインでは、同国経済・デジタル変革省によると、経済回復の兆しは3月から見られ、4月以降は特に雇用回復の傾向が鮮明となっている。スペインでは、5月に実施された新型コロナウイルス感染拡大防止のための警戒事態宣言の解除で移動制限が緩和されたこと(2021年5月12日記事参照)や、ワクチン接種キャンペーンが進んだ結果、サービス産業が回復し、雇用を支えた。

(大中登紀子)

(EU、ユーロ圏)

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