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感染拡大で対策を強化、検査証明の厳格化へ

(コートジボワール)

アビジャン発

2021年09月14日

コートジボワールのアラサン・ワタラ大統領出席の下、国家安全保障理事会(CNS)の会議が9月9日に開かれた。同国では7月以降、新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあることを踏まえ、感染対策強化のため追加の措置が決定された。空路でコートジボワールに入国する全ての渡航者に対し、提示が義務付けられているPCR検査陰性証明の有効期限を検体採取後5日から3日以内に変更した。また、9月20日から、国外への渡航者に対して「衛生パス」を導入する。「衛生パス」はPCR検査や予防接種の記録がQRコードで表示されるもので、検査証明書や接種手帳の不正取得・不正利用を制限することを目的としている。

CNSコミュニケによると、コートジボワールの累計感染者数は9月8日現在、5万7,293人、累計死者数は488人。2021年8月だけで、新規感染者5,534人、死者112人が報告されており、これらの数字はそれぞれ累計数の9.7%、25.4%を占める。8月の死者は全員、ワクチンを接種していなかった。陽性者および死者の増加の要因として、学校休暇中に人の交流が増えたこと、デルタ株を伴う国内での第3波の到来、予防措置を順守しない人の増加などが挙げられた。

感染状況の悪化に伴い、特に感染者数の多い大アビジャン圏を念頭に、上記に加えて以下の措置が実施される。

  1. 迅速なワクチン接種が必要と判断される対象者(医療従事者、治安防衛部隊、教員、司法関係者、飲食業・ホテル業従事者、基礎疾患を持つ者、60歳以上の者)に対し、10月15日までに少なくとも1回目のワクチンを接種するべく、大規模なワクチン接種キャンペーンを実施。
  2. 公立・私立医療機関における無料の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)抗原検査の強化。

今後の感染状況次第では、より厳格な措置が実施されることになる。特にワクチン未接種者や、72時間以内の抗原検査あるいはPCR検査の陰性証明を持たない者を対象に、飲食店、映画館、競技場、ホテル、公共施設、大学などへの入場禁止などの措置がとられる。

なお、コートジボワールは、8月20日にCOVAXファシリティ(2020年12月22日記事参照)を通じて118万530回分のファイザー製ワクチン、9月2日にAVATTファシリティを通じて10万800回分のジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンなど、これまでに(1,231万1,030回分の注文に対し)257万7,700回分のワクチンを受領している。国内におけるワクチン投与回数は合計147万7,179回で、このうち2回の接種を受けたのは27万2,126人だ。今後は、2回の接種で、それぞれ異なる種類のワクチンを接種することも認められる。ワタラ大統領は首相に対し、国内での早期のワクチン製造に向け必要な措置を講じるよう指示した。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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