国家統治評議会、公休日を8月15日まで再延長と発表
(ミャンマー)
ヤンゴン発
2021年08月11日
2月1日以降、権力を掌握した国軍の最高意思決定機関である国家統治評議会(SAC)は8月7日、新型コロナウイルス感染症対策のため8月6日まで延長していた臨時の公休日(8月3日付記事参照)を8月15日まで再延長すると発表した(国営紙「グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー」8月8日)。
ミャンマーでは6月中旬以降、新型コロナウイルスの感染者数と陽性率が急激に増加し、8月9日は検査数1万2,191人に対し感染者数3,611人で、陽性率は29.6%だった。7月17日から続く臨時の公休日によって経済活動が減少したことにより、感染者数と陽性率はともに減少傾向にあるが、それでも直近1週間の陽性率の平均は30%を超えている(添付資料図参照)。
当地における邦人に対するワクチン接種の予定が立っていないことや医療体制も引き続き厳しい状況にあることを踏まえ、在ミャンマー日本大使館は在留邦人に対し、当地において真に必要かつ急を要する用務などがない場合には、ANA便などの利用による一時帰国の可能性を検討することを引き続き強く勧めている(8月8日付在ミャンマー日本国大使館)。
(田原隆秀)
(ミャンマー)
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