4~7月の乗用車販売台数は前年同期比2.7倍に増加

(インド)

ベンガルール発

2021年08月18日

インド自動車工業会(SIAM)は8月12日、7月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。2021年4~7月の販売台数は、乗用車販売〔多目的車(UV)とバンを含む〕が、前年同期比2.7倍の91万714台と増加(添付資料表1参照)、部門別でみても、一般乗用車、多目的車、バンの販売台数はいずれも2倍以上となった。

一方、SIAMはプレスリリースにおいて、今後の市場動向は楽観視できないとしており、「世界的な半導体不足や原材料費の高騰により、自動車業界は引き続き逆風にさらされている。新型コロナウイルス感染拡大第3波の懸念も含め、不確実な事業環境の中で生産と販売の最大化に取り組んでいる。4~7月期の乗用車販売実績は2016年同期よりも少なく、二輪車は2010年同期の実績に満たない」とコメントしている。

2021年7月単月のメーカー別乗用車販売台数をみると(添付資料表2参照)、主要メーカー12社のうち、フォードを除き、全社が前年同月比で増加した。首位のマルチ・スズキは36.8%増の13万3,732台、シェア50.6%だった。韓国の現代は25.8%増の4万8,042台、起亜は76.6%増の1万5,016台となった。また、日系メーカーでは、トヨタ自動車が2.4倍の1万3,103台、ホンダが12.5%増の6,055台、日産自動車が5.4倍の4,259台となった。

車種別の販売台数上位は、スズキの「スウィフト」「ワゴンR」「セレリオ」などコンパクトモデル(計7万268台)、同ミニモデルの「アルト」「エスプレッソ」(計1万9,685台)、現代の「オーラ」「i20」「i10」などのコンパクトモデル(計2万1,880台)だった。多目的車でも、マヒンドラ&マヒンドラの「ボレロ」「XUV300」など(計1万5,728台)、スズキの「エルティガ」「エスクロス」(計1万5,406台)の販売が大きく伸びた。

2021年4~7月の二輪車販売台数は365万7,528台、前年同期比41.9%の増加となったが、7月単月の販売台数では前年同月比2.1%の減少となった。主要部門のオートバイは5.8%減の83万7,096台、スクーターは9.6%増の36万6,292台だった(添付資料表1、表3参照)。

乗用車、二輪車、三輪車の7月単月における販売総数は、前年同月比4.0%増の153万6,269台となった。また、4~7月の販売総数は、前年同期比56.9%増の461万508台となった。

(鈴木隆史)

(インド)

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