ハイテク見本市CES、来場者に新型コロナワクチン接種証明提示を求めると発表

(米国)

サンフランシスコ発

2021年08月19日

デルタ型変異株による新型コロナウイルス感染拡大に伴い、米国の大型見本市の開催方法に見直しの動きもある。世界最大級の消費者向け電気機器・技術の見本市「CES」の主催者の全米民生技術協会(CTA)は8月17日、CES2022(2022年1月5~8日、ラスベガス、注)の来場者に対して、ワクチン接種完了証明の提示を求める方針を発表した。

CTAのゲーリー・シャピロ会長兼最高経営責任者(CEO)は「現在の科学をベースに考えると、ワクチンは新型コロナウイルスによる感染を抑える一番の希望と理解している。私たちはCESの来場者に、ワクチン接種証明を求める責任がある」とCESウェブサイトでコメントした。CTAの発表によると、対面と並行してオンライン形式での開催も予定する。同見本市全体で1,000社以上の主要企業やスタートアップ企業が参加を予定しており、参加者は上記方針への対応が求められる。前回の2021年1月開催時は、完全オンライン形式となった(2020年7月30日付記事参照)。

一方、現時点ではワクチン接種証明までは求めず、対面での開催を予定している主要見本市もある。西海岸最大級の食品見本市「ウインター・ファンシー・フードショー(Winter Fancy Food Show)2022」(2022年1月16~18日、サンフランシスコ)は対面開催する予定だ。半導体関連の大型見本市「セミコン・ウエスト(SEMICON WEST) 2021」(2021年12月7~9日、サンフランシスコ)は対面とリモートのハイブリッド形式の開催を予定する。サンフランシスコ市は8月20日から1,000人以上の屋内の大規模イベント参加者にワクチン接種完了証明を求める命令が発効することから、対面開催となる場合は、CESと同様の措置を取る可能性がある(2021年8月18日記事参照)。

9月27~29日にニューヨーク市で開催予定の食品大型見本市「サマー・ファンシー・フードショー(Summer Fancy Food show)」は当初は対面とオンライン両方での開催を予定していたが、対面は中止となり、9月27日~10月8日にオンラインのみでの開催となった。また、スタートアップ企業が集まる「ディスラプト・サンフランシスコ(SF)」は前年に引き続き完全オンライン形式で9月21~23日に開催することを当初から打ち出していた。

(注)同見本市にジェトロが設けるジャパンパビリオンには、日本のスタートアップ企業が出展する(募集は既に締め切り)。

(石橋裕貴)

(米国)

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