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6月の自動車生産・輸出・販売、ともに好調を維持

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2021年07月12日

アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)は7月5日、2021年6月の自動車(トラック、バスを除く)の生産台数および輸出台数を発表した。生産台数は前月比14.5%増、前年同月比約2.6倍の4万35台、輸出台数は前月比14.1%増、前年同月比3.3倍の2万2,737台だった(添付資料図1、図2参照)。生産、輸出ともに年初来続く回復基調を維持した。前年同月比での大きな伸びは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で生産、輸出ともに大きく落ち込んだ2020年第2四半期からの反動によるもの。

輸出は、全体の6割強を占めるブラジル向けが引き続き好調だ。1~6月の仕向け地別の累計輸出台数をみると、ブラジル向けの伸びが輸出台数全体を大きく押し上げた(添付資料表1参照)。

ADEFAのダニエル・エレーロ会長は、アルゼンチンの自動車産業がブラジルを中心としたメルコスール市場を重視する姿勢を明らかにしており、現在メルコスール加盟国間で議論になっている「通商協定の対外交渉規定の見直し(注1)と対外共通関税率引き下げ案件の早期決定を望む」と述べた。現在、自動車の対外共通関税率は35%と高率だが、ブラジル政府は対外共通関税率の一律の引き下げ、アルゼンチン政府は資本財と中間財のみの引き下げを主張し、議論は平行線をたどっている。自動車の対外共通関税率が引き下がれば、メルコスール域内の自動車生産に何らかの影響が生じるだろう。

6月の自動車の国内販売も上向いた。(添付資料図3参照)。アルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)によると、6月の自動車国内販売(新車販売登録)台数(トラック・バスを含む)は、前月比64.5%増、前年同月比0.02%増の3万6,533台だった。前月比の大きな伸びは、国内の感染リスクが高いと定められた地域〔ブエノスアイレス首都圏(AMBA、注2)を含む〕において、5月22日から30日まで食料、医薬品、生活必需品の販売店を除いて対面営業が禁止されていた反動だ。

2021年に入り、販売台数全体に占める国産車のシェアが増加している(添付資料表2参照)。ACARAによると、2020年上半期の国産車のシェアは46%で、2019年の29%から大きく増えた。資本取引規制により輸入がしづらくなっていることが背景にあるとみられる。

(注1)メルコスールでは現在、正式加盟4カ国が一体となって第三国・地域と通商交渉を行わなければならないというメルコスールの規則を柔軟化し、個別に交渉を行うことができるよう議論が行われている。

(注2)AMBAは、ブエノスアイレス市および近郊ブエノスアイレス州の35都市で構成される地域。

(西澤裕介)

(アルゼンチン)

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