米国務省、日本への渡航勧告を「レベル3」(渡航再考)に引き下げ

(米国、日本)

ニューヨーク発

2021年06月10日

米国務省は6月8日、日本への渡航勧告レベル外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを4段階中最高の「レベル4:渡航を中止せよ(Do not travel)」から、「レベル3:渡航を再考せよ(Reconsider Travel)」に引き下げた。

これは、前日に米疾病予防管理センター(CDC)が日本への渡航に関する注意レベル外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを4段階中最高の4「(新型コロナウイルス感染リスクが)非常に高い(Very High)」から、3「高い(High)」に引き下げたことを受けての判断だとしている(2021年6月8日記事参照)。

国務省は、レベル3でも高齢者や基礎疾患がある人は深刻な症状が出るリスクがあると注意喚起しており、日本への渡航に関しては医療機関に相談すべきとしている。

渡航の際は、渡航先の安全状況に関する重要な情報を入手し、緊急時の所在確認を容易にするために、同省のスマート・トラベラー・エンロールメント・プログラム(STEP外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)への登録を勧めている。また、国務省と在日米国大使館のツイッターとフェイスブックをフォローするとともに、緊急時の対策を計画するために、トラベラーズ・チェックリスト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照することなどを推奨している。

同省は8日、他国・地域への渡航勧告レベルも更新し、レベル4の国・地域は150から88まで減少した。

(吉田奈津絵)

(米国、日本)

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