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アフリカ大陸の感染者数は累計500万人を突破

(アフリカ、ケニア、南アフリカ共和国)

中東アフリカ課

2021年06月23日

6月11日に、アフリカ大陸の新型コロナウイルスの累計感染者数が500万人に達した(Our World in Data)。2021年3月に400万人に達した後、約3カ月間で100万人増加した。1月中旬の第2波のピーク以降、1日当たり新規感染者数は大陸全体で1万人前後にとどまっていたが、5月下旬から急激に感染が拡大し、再び2万人を超えた。

拡大の主な要因は、アフリカ大陸で最多の感染者数累計を数え、現在、冬場を迎えている南アフリカ共和国で、1日当たりの新規感染者数は1万人を超えた。南ア政府は急速な感染拡大を受け、6月15日に調整された警戒レベル3に引き上げ、制限を強化した(2021年6月18日記事参照)。現在のところ、現地に進出する日系企業の操業に大きな影響はみられていないが、一部では在宅勤務比率の引き上げなど、再び警戒を強めている。2021年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率が4.6%と、南ア経済は回復傾向にあった(2021年6月15日記事参照)だけに、再拡大による経済への影響が懸念される。

南アのほかには、ザンビアやチュニジアなどで1日当たり新規感染者数が2,000人を上回っているが、エジプトやケニア、モロッコ、エチオピアなどの主要国では、現在のところ感染の急激な拡大はみられず、状況は比較的落ち着いている。大陸全体では、ワクチン接種の本格化はまだ先とみられるが、既に人口の2割を超える約750万人が2回目の接種を終えているモロッコをはじめ、エジプトやナイジェリアなどでも接種は徐々に広がりをみせつつある。

アフリカ経済は、観光業に依存する国々では深刻な打撃から回復のめどが立たずにいるものの、農業国の経済は堅調で、原油価格が再び上昇基調にあることから、今後、産油国の経済回復も見込まれる。アフリカ各地で、製造業や建設工事の再開などビジネスの正常化が進みつつあり、域内経済は再び活気を取り戻しつつある。ケニアでは民間需要の回復により、2021年第1四半期のセメント消費量は前年同期比で24%増加、また、ジョモ・ケニヤッタ国際空港の貨物取扱量も、主要品目の切り花や生鮮野菜の輸出が拡大し、順調に回復しつつある(2021年6月11日記事参照)。

(小林淳平)

(アフリカ、ケニア、南アフリカ共和国)

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