湖北省とEUの貿易額、14.8%を鉄道輸送が占める

(中国)

武漢発

2021年06月03日

武漢漢欧国際物流は5月20日、中国・湖北省武漢市と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列(武漢)」が、2021年1~4月に94本運行され、計7,770TEU(注)のコンテナが輸送されたと発表した。このうち、武漢市から欧州方面に向かった列車が58本、4,764TEU、欧州方面から同市に向かった列車が36本、3,006TEUとなった。同路線を利用した貨物の総額は33億7,000万元(約572億9,000万円、1元=約17円)となり、2021年1~4月における湖北省と一帯一路沿線国との貿易額(400億4,000万元)の8.4%、EUとの貿易額(228億2,000万元)の14.8%を占めた。

中欧班列は武漢市から約30カ国70都市に向けて運行

中欧班列(武漢)は、武漢漢欧国際物流が運営を行う国際貨物列車で、武漢と欧州をおおむね15~17日で結ぶ。2014年4月に定期運行が始まり、2020年1月に新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖の影響から一時運休となったが、同年3月に運行を再開した。2021年5月時点で、ドイツやフランス、ポーランド、ロシアなど約30カ国70都市に向けて運行されている。

同路線を利用して、武漢から欧州へは機械製品や電子製品、自動車部品、医療物資、衣類などが輸送され、欧州から武漢へは木材や電気・機械設備、自動車部品、化学工業製品、食品などが輸送されている。2016年からコールドチェーン輸送にも対応し、フランス産のワイン、ドイツ産のビール、ベラルーシ産の乳製品などが輸送され、武漢市内の主要な小売店やコンビニエンスストアなどに流通している。

武漢に進出する日系物流企業の関係者によると、自動車部品の輸送を中心に、日系企業でも同路線の活用が進んでいる。2019年11月から、武漢市と日本を結ぶ直航コンテナ船も運航されており(2020年5月15日記事参照)、今後、同市を物流ハブとした鉄道や河川物流の利用拡大の動きが注目されている。

(注)20フィートコンテナの換算単位。

(片小田廣大)

(中国)

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