米ガス開発大手キャボット、シマレックスとの対等合併を発表

(米国)

ヒューストン発

2021年05月25日

米国大手独立系天然ガス開発会社キャボット・オイル・アンド・ガス(本社:テキサス州ヒューストン)および米国独立系石油ガス開発会社シマレックス・エナジー(本社:コロラド州デンバー)は5月24日、全株式を統合する対等合併に合意したことを発表した。合併後の企業価値は約170億ドルとなる。

統合後は、新しい社名で、ヒューストンに本社を置き、各地域事務所を維持する予定だ。

キャボット・オイル・アンド・ガスは、ペンシルベニア、ウェストバージニア、ニューヨーク、オハイオおよびメリーランドの各州にまたがるマーセラス盆地で約17万3,000エーカー(約700平方キロ)に及ぶ天然ガス開発を行っている。シマレックス・エナジーは、テキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地とオクラホマ州のアナダルコ盆地で約56万エーカー(約2,266平方キロ)に及ぶ石油・天然ガス開発を行っている。両社の統合後は、2021年第1四半期で日量60万バレル相当となり、高収益な石油ガス田を数十年確保することが可能となる。

今回の買収による低コストで資本効率の高い石油・ガス田により、2022~2024年に累計で約47億ドルのキャッシュフローを生み出し、統合後1年半~2年以内に年間一般管理費の相乗効果1億ドルを達成するとしている。

最近の類似の合併事例として、米国大手独立系天然ガス開発会社イーキューティー(本社:ペンシルベニア州ピッツバーグ)が5月6日、米国天然ガス開発会社アルタ・リソーシズ(本社:テキサス州ヒューストン)を約29億ドルで買収した事例(2021年5月11日記事参照)や、米国大手独立系石油ガス開発会社パイオニア・ナチュラル・リソーシズ(本社:テキサス州ダラス)が4月1日に、米国石油ガス開発会社ダブルポイント・エナジー(本社:テキサス州フォートワース)を64億ドルで買収した事例(2021年4月7日記事参照)がある。

(沖本憲司)

(米国)

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