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中国、5Gの基地局は約82万カ所、世界の7割以上を占める

(中国)

中国北アジア課

2021年05月20日

中国・河南省鄭州市で5月17日、「世界情報社会および電気通信日」に合わせたイベントが開催され、中国工業情報化部の劉烈宏副部長が中国における第5世代移動通信システム(5G)の現状を紹介した。

劉副部長によれば、2021年3月末時点で中国の5G基地局は81万9,000カ所を超え、世界の7割以上を占めた。スタンドアローン方式(注1)のネットワークとしては世界最大規模だ。また、5Gに接続する端末数は2億8,000を超え、世界の8割以上を占めた。欧州電気通信標準化機構(ETSI)が認める、5G標準規格必須特許(注2)の件数においても、中国企業は世界をリードしている。

また、劉副部長は「2025年までに、中国における5Gネットワーク関連投資は計1兆2,000億元(約20兆4,000億円、1元=約17円)程度、IT関連消費は8兆元に達する見込み」とコメントした(「中国新聞網」5月17日)。

中国の5Gネットワーク構築は2019年11月以降、急速に進展している(2021年3月8日記事参照)。工業情報化部は2020年3月に「5Gの発展加速を推進するための通知外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表し、ネットワーク建設の加速、利用シーンの多様化、「5G+医療・健康」分野における革新的な応用の推進など、18の取り組みを進めている。

急速に整備の進む5Gネットワークだが、5Gの応用についてはいまだ発展途上だ。中国情報中国信息通信研究院(CAICT)が2020年12月に発表した「中国5G発展と経済社会影響白書(2020年)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」では、(1)5Gネットワークが全国をカバーできていない、(2)5Gを支える業種の技術が未熟だ、(3)5Gの関連産業が発展初期にある、(4)他産業との融合などの形態が構築されていない、といった課題を指摘し、今後2~3年が発展の重要な時期だとした。

(注1)5Gのネットワークには、独立した5G基地局によるコアネットワークを活用するスタンドアローン(SA)方式と、既存の4G基地局を活用するノンスタンドアローン(NSA)方式がある。NSA方式では、より早期にかつ低コストでネットワークを構築できる一方、4Gがボトルネックになり、低遅延などの5Gの特性が十分に発揮できないため、SA方式への移行段階とされる。SA方式は導入コストがかかるものの、最初から5Gの性能を発揮できるメリットがある。日本はNSA方式、中国はSA方式を採用している。

(注2)企業が5Gのサービスを提供する際に必要となる5G標準規格の特許。

(方越)

(中国)

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