4月の二輪生産台数は前月比32.1％減

タイ工業連盟（FTI）は5月20日、2021年4月の二輪生産台数が前年同月比93.0％増の16万357台と発表した（添付資料表参照）。4カ月連続の前年同月比での増加となったが、前月比では32.1％減と大幅に落ち込んだ。部門別では、完成車が2.1倍の13万1,427台、現地組み立て部品（CKD）が47.8％増の2万8,930台だった。

2021年1～4月累計では、前年同期比17.9％増の83万5,195台となった。部門別では、完成車が20.0％増の64万7,832台、現地組み立て部品が11.1％増の18万7,363台だった。

2021年4月の国内販売台数は、前年同月比69.7％増の13万3,850台となったが、前月比では21.1％減と落ち込んだ。1～4月累計では、前年同期比11.7％増の56万9,293台となった。

4月の完成車（CKDを含む）輸出台数は、前年同月比77.8％増の5万9,511台となったが、前月比では41.5％減と大幅に落ち込んだ。輸出額は70.1％増の46億バーツ（約156億円、1バーツ＝約3.4円）となった。また、完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は76.4％増の49億バーツだった。

1～4月累計では、完成車（CKDを含む）輸出台数は前年同期比14.1％増の32万8,983台で、輸出額は23.0％増の293億バーツとなった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は24.2％増の308億バーツだった。

（高谷浩一、トンワニッチャノッパクン・ニチャーパッタラ）