上海市、重点的に管理する汚染排出企業リスト2021年版を公表

(中国)

上海発

2021年05月07日

中国の上海市生態環境局は4月14日、「上海市2021年重点汚染排出企業リスト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(以下、リスト)を発表した。2017年に環境保護部(当時)が、重点汚染排出企業の環境保護監督管理を強化するため、「重点汚染排出企業リスト管理規定(試行)」を発表しており、各省市はこれに基づき、重点汚染排出企業のリストを作成する。上海市は2018年から毎年、リストを公開している(2020年5月1日記事参照)。

2021年のリストに掲載された企業数は、延べ2,032社で前年のリストより260社増加した(添付資料表1参照)。分野別に増加企業数をみると、水環境分野では83社、危険廃棄物分野では71社と、この2分野だけで増加分の60%近くを占め、水環境や危険廃棄物の管理が強化される傾向がうかがえる。

対象企業を所在地別にみると、長寧区、普陀区など上海市の中心部や、中心部に隣接する閔行区で対象企業数が横ばい、もしくは減少傾向にある。一方で、浙江省と接する金山区、海に接する浦東新区など、上海市郊外に立地する対象企業が増加しており、中心部から郊外への工場の移転が進んでいる様子もうかがえる(添付資料表2参照)。

浦東新区については、水環境分野で掲載された企業が前年比46社と大幅に増加した。リストを確認したところ、バイオ・医薬や集積回路(IC)関連の企業が新たに掲載されており、上海市が建設を進める中国(上海)自由貿易試験区の臨港新エリアで、関連企業の誘致が進む状況が背景にあるとみられる(2020年9月1日記事参照)。

(高橋大輔)

(中国)

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