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連邦政府、新型コロナワクチンや治療薬の開発支援プログラム発表

(スイス)

ジュネーブ発

2021年05月21日

スイス連邦参事会(内閣)は5月19日、新型コロナウイルス感染症に対する革新的な治療薬とワクチンの迅速な研究開発と生産が行えるよう、2022年末までに5,000万スイス・フラン(約60億5,000万円、1スイス・フラン=約121円)を投じる以下の支援プログラムと支援対象の基準を決定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

【新型コロナウイルス感染症治療薬に対する支援プログラム】

連邦政府は、新型コロナウイルス感染拡大初期から各州に必須の医療器具を供給しており、治療薬の購入支援も補助してきたが、これに加えて、治療薬の研究開発・製造のための中期的な支援プログラムを決定した。これにより、ワクチン接種を受けられない人や、受けたが新型コロナウイルスに感染した人の治療を支援する。このプログラムは、既存の治療薬と異なる新たな医薬品の開発を援助するもので、民間での資金調達が不可能な場合、あるいはスイスで必須医薬品の入手が困難な状況な場合に限り、連邦政府の支援が行われる。プログラムの選定基準と申請方法は7月以降に発表する。同プログラムの期限は2022年末とし、その後は自由市場で必要な医薬品の供給が確保されるようになり、政府の介入は不要となると想定している。

【新型コロナウイルスワクチンに対する支援プログラム】

連邦政府は、安全で効果の高いワクチンを確保するため、これまでもワクチンの事前調達契約を複数の事業者と締結してきた。連邦政府は2022年分の調達戦略を定め、5月6日に米国モデルナとワクチン調達契約を締結し(2021年5月7日記事参照)、2022年以降はmRNAワクチンの製造事業者とのコンタクトを強化し、変異株が出現した際にワクチン調達で柔軟に対応できるよう、ワクチンの種類を多様化するとしている。また、連邦政府は大学や産業界と連携し、再び感染拡大が発生した際に、スイスが早期にワクチンの研究・開発・製造を行えるよう環境を整えるための戦略を策定する予定だ。同戦略について、アラン・ベルセ内務相は「目標はスイスをmRNAワクチン技術のハブにする」ことと述べている。

(和田恭)

(スイス)

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