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第1四半期のGDP成長率、前年同期比4.5%

(ベトナム)

ハノイ発

2021年04月06日

ベトナム統計総局は3月29日、2021年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(推計値)を前年同期比4.5%と発表した。1月末から北部ハイズオン省を中心に拡大した新型コロナウイルスの影響(2021年1月29日記事参照)が見られ、2020年第4四半期(10~12月)の同4.5%と横ばいとなった。

業種別の成長率は、農林水産業が3.2%、鉱工業・建設業が6.3%、サービス業が3.3%(添付資料表参照)。

農林水産業は、アフリカ豚熱(ASF)流行の抑制や、コメ生産量と木材輸出量の拡大などが要因で、前年同期よりも高い成長率となった。鉱工業・建設業の中では、製造業の成長率が9.5%と引き続き経済を牽引した。サービス業では、卸・小売業の成長率が6.5%と増加した。一方、旅行サービスの売り上げは60.1%減少、旅客の輸送人数も11.8%減少するなど、入国や移動の制限を受けて復調に至っていない部門もある。

統計総局国家予算システム局のレ・チュン・ヒェウ局長は、製造業の伸びや消費の需要増加などが第1四半期の成長を押し上げたと指摘した上、「特に、製造業はベトナム北部で複数の外資系の電子関連メーカーが2020年に稼働を開始するなど、さらなる発展が期待でき、通年のGDP成長率は政府目標の6.5%に届く見込みだ」と述べた。

CPI上昇率は0.3%と低水準

第1四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率(推計値)は前年同期比0.3%となった。テト(旧正月)後の購買意欲の低下や、新型コロナウイルス感染拡大に伴う輸送サービス料金の値下げなどがCPIの上昇を抑えた。一方、統計総局価格統計局のグエン・トゥ・オアン局長は、新型コロナウイルスのワクチン普及や、各国の経済刺激策と金融緩和を受け、世界経済が回復に向かっていると指摘した半面、「消費が回復する中で、世界の石油価格が上昇すると、国内市場にも影響する」と予想した。オアン局長は、通年のCPI上昇率を政府目標の約4%未満に抑えるためには、国家が管理する医療や教育などの価格を調整していくことが必要だと強調した。

(グエン・ラン)

(ベトナム)

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