条件付き移動制限令と回復移動制限令を延長

(マレーシア)

クアラルンプール発

2021年04月06日

マレーシアのイスマイル・サブリ防衛相は3月30日、セランゴール州とペナン州、ジョホール州、クランタン州、クアラルンプール市の4州・1連邦直轄地で、4月1日から14日まで、新型コロナウイルス対策の条件付き移動制限令(Conditional Movement Control Order:CMCO)を延長することを発表した。実施期間が異なるサラワク州でも4月12日までCMCOが続く。その他の州では、4月14日まで回復移動制限令(Recovery Movement Control Order:RMCO)の延長となる。州をまたぐ移動については、引き続き全国規模で原則禁止される。

CMCO地域での出勤率は100%まで可能に

CMCO地域以外の8州・2連邦直轄地では、3月31日までとなっていた回復移動制限令(Recovery Movement Control Order:RMCO)を4月14日まで延長する。

CMCO地域とRMCO地域の制限内容は、3月18日から3月31日の期間で発令されていたものとほぼ変更はなく、一部の禁止業種・活動を除いて実施できる(2021年3月8日記事参照)。企業の操業については、3月31日まではCMCO地域での管理・事務部門に従事する従業員の出勤率を全従業員の30%に制限していたが、4月1日以降は100%出勤可能となった。CMCO地域とRMCO地域の全般的な制限内容は、国家安全保障委員会(NSC)が4月1日付で発表した「CMCO地域の標準作業手順書(SOP)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」と「RMCO地域のSOPPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」(注)参照を。

(注)マレー語のみ。サバ州に関しては別途定めたSOPPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)がある。

(田中麻理)

(マレーシア)

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