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ロシア産の新型コロナワクチンの輸出拡大

(ロシア)

モスクワ発

2021年04月23日

ロシア連邦税関局がこのほど発表した2月の貿易統計によると、人用ワクチンの輸出額は前年同月比で7倍の3,121万ドルを記録した(添付資料図参照)。ロシアが世界で初めて承認した新型コロナウイルスの国産ワクチン「スプートニクV」の輸出拡大が寄与したことによる。

ロシア国外では、2020年12月にベラルーシとアルゼンチン、セルビアでスプートニクVの使用を承認して以降、ワクチン輸出が急拡大している。主な輸出先は中南米、中・東欧、中東、アフリカ、CIS諸国だ(添付資料表参照)。ロシア国外でスプートニクVを承認した国・地域は2月末時点で37。3月末時点は57、4月22日時点では59に増加しており、ワクチン輸出がさらに拡大することが見込まれる。

メキシコとセルビアの政府が公表しているスプートニクV調達数を基に計算すると、接種1回分当たりの輸出単価(FOBベース)は9.95ドルだった。スプートニクVの国外展開を担う政府系投資ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)もワクチン1回分の費用を10ドル未満としていた(RDIF発表2020年11月24日)。

RDIFは輸出に加えて国外での生産拡大にも取り組んでいる。2020年12月にカザフスタン、2021年2月にベラルーシでスプートニクVの生産が始まった。4月14日にセルビア、20日にはアルゼンチンでの生産開始が発表された。RDIFによると、ブラジル(2020年8月18日記事参照)、韓国、中国、インド、アルジェリア(2021年4月9日記事参照)などの製薬メーカーと現地生産の合意を済ませている。

(浅元薫哉)

(ロシア)

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