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半導体供給不足は第1四半期が底に、電池用リチウムも需給逼迫で価格急騰

(中国)

上海発

2021年03月18日

業界団体の中国自動車工業協会(CAAM)は3月11日、2月の自動車生産・販売概況を説明する記者会見を開いた。車載用半導体の供給不足について、同協会の陳士華・副秘書長(副幹事長相当)は「車載用半導体の供給不足は全世界的な問題だ。中国では第1四半期(1~3月)の影響は深刻で、自動車生産台数は5~10%減少する見込みだが、メーカーごとにそれぞれ受ける影響は異なる。車載用半導体の供給不足は短期的で、第2四半期(4~6月)には緩和されるだろう」と述べた。

車載半導体不足は2020年末ごろから問題が表面化し、需給逼迫を完全に解消するまでに時間を要する(2020年12月9日記事参照)。CAAMの李邵華・副秘書長は2月末、車載半導体不足が今後6カ月から9カ月続くとの見方を示した(「央広網」2月28日)。

一部の自動車メーカーでは既に減産の動きが出ているという。CAAMの発表によると、2021年1~2月の乗用車生産台数は新型コロナウイルス感染の影響があった2020年同期に比べて87.0%増となったが、2019年同期比では2.2%減と縮小した。1~2月の生産台数は需要に追い付かず、同期の販売台数より13万台少なかった。

一方、電気自動車(EV)を中心とする新エネルギー車の販売台数が2020年7月から8カ月連続で記録を更新している。リチウムイオン電池(LIB)の大量搭載という実需に牽引され、その正極材に使われるコア材料のリチウムやニッケルなどの需給が逼迫している。電池用炭酸リチウムの平均価格(3月12日時点)は過去4カ月で約2倍に上昇し、硫酸ニッケルも2020年下半期から供給不足が続いている。中国の2019年リチウム消費量は世界最大の57%を占めており、今後の動向が注目される(「CCTV財経チャンネル」3月13日)。

(劉元森)

(中国)

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