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上海市が新エネ車産業発展計画を発表、EVとFCVに重点を置く

(中国)

上海発

2021年03月01日

上海市は2月25日、「新エネ車産業発展加速化実施計画(2021~2025年)」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(以下「計画」)を発表した。今回の計画は、2020年11月2日に国務院が発表した「新エネ車産業発展計画(2021~2035年)」(国弁発[2020]39号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを実施するためのもの、と位置付けられている。

計画では、2025年までの目標として、上海市における新エネ車生産能力を年間120万台以上、新エネ車(注)の生産額が3,500億元(約5兆6,000億円、1元=約16円)以上、新エネ車の生産額を自動車全体に占める割合を35%以上とする。また、個人による自動車購入に占める純電動車(BEV)の割合を50%以上とする。燃料電池自動車(FCV)関連では、FCVの導入台数が1万台以上、水素ステーションを70カ所以上で使用開始することなどを掲げている。

このほか、重点分野では、公共領域の全面電動化として、バスや観光タクシーの新規購入や更新車両は、原則として全て新エネ車とする。党政府機関、国有企業、環境衛生、郵便などの公共領域においては、原則としてBEVまたはFCVとする。FCVのモデル応用も積極的に拡大するとして、バス、大型トラックのほか、オフロード領域で空港、港湾、鉄道分野における利用を推進していく。インフラに関しても、水素ステーションの建設を推進し、条件に合ったガソリンスタンドについては、水素も供給する複合ステーションに改築する。また、物流園区、港湾、工業園区内の敷地に、新たに水素ステーションを建設することを支持するとしている(目標や重点分野などの詳細は添付資料表参照)。

今回の計画では、新エネ車専用のナンバープレート(緑色)政策を改善するとして、2023年以降、プラグインハイブリッド車(PHV)に関しては、専用のナンバープレートを発給しないとした。2020年10月27日に中国自動車エンジニアリング学会が発表した「省エネルギー・新エネルギー車技術ロードマップ2.0」においても、新エネ車の販売台数のうち純電動車(BEV)の割合を95%以上にするとしており、こうした目標を達成するための具体的な方法が示されている(2020年11月5日記事参照)。

写真 新エネ車のナンバープレート(ジェトロ撮影)

新エネ車のナンバープレート(ジェトロ撮影)

(注)新エネ車とは、電気自動車(EVまたはBEV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、水素燃料電池自動車(FCV)を指す。

(高橋大輔)

(中国)

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