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エジプトで新型コロナのワクチン接種を開始、接種センター設置も準備

(エジプト)

カイロ発

2021年02月01日

エジプト政府は、中国シノファーム製の新型コロナウイルスのワクチンが1月2日に緊急使用承認され、(島国のセーシェルを除く)アフリカ大陸では他国に先駆け1月24日からワクチン接種が開始されたと発表した。現時点では、医療従事者約20万人の優先接種を目指している。現地報道によれば、約1週間で約1,300人の医療従事者が接種した。エジプト医師会は、1月30日時点で新型コロナウイルスにより348人の医師が亡くなったとして、ワクチンの早期普及を訴えている。医療従事者に次いで、高齢者や慢性疾患患者を優先し、大規模な接種を始めるため、全国35カ所以上にワクチン接種センターを設置する準備を進めている。政府は、ワクチン接種の料金は1回100エジプト・ポンド〔2回接種が必要(約660円、1ポンド=約6.6円)〕に設定の予定で、貧困層には割引もしくは無料の接種制度を検討していると発表している。

アフリカでは、セーシェルでもシノファーム製ワクチンの接種が開始された(2021年1月19日記事参照)。中東のアラブ首長国連邦(UAE)やバーレーンでも、シノファームのワクチン接種が認可されている(2020年12月21日記事参照)。エジプト政府は、中国製ワクチンに加えて、ロシアや英国製のワクチン、世界保健機関(WHO)などの国際機関が主導するワクチン供給プログラムCOVAXファシリティによるワクチン確保を進めている。そのうち、英国アストラゼネカ製のワクチンは2,000万回分の供給契約のうち、最初の5万回分が到着し、使用承認と追加分の到着が待たれている。

アフリカでの感染者数累計が300万人を突破する中、エジプトはアフリカで4番目の感染者数となっている(2021年1月19日記事参照)。保健・人口省によると、1月30日までに累計で約16万5,000人が感染し、9,263人が死亡した。感染の第1波は2020年7月ごろに収まったが、12月から第2波が到来しており、1日当たり新規感染者数は1,000人以上が続いていた。2021年1月中旬以降は減少傾向で、1日当たり500人程度まで落ち着きをみせているが、観光や外食産業などへの打撃は大きく、ワクチン普及などにより早期の収束が望まれている。

(井澤壌士)

(エジプト)

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