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GCC諸国で新型コロナワクチンの認可、導入進む

(中東、サウジアラビア、バーレーン、クウェート、カタール、オマーン、アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2020年12月21日

新型コロナウイルスのワクチン開発が進められる中、湾岸協力会議(GCC)加盟国で使用の認可が進んでいる。バーレーンは12月4日、米国ファイザーとドイツのビオンテック開発のワクチンを、英国(2020年12月3日記事参照)に次いで世界で2カ国目に認可した。続いて、サウジアラビア(10日)、クウェート(13日)、オマーン(15日)もそれぞれ同ワクチンを認可。各国で接種の受付が開始され、2020年内にもワクチンが到着する予定と伝えられている。

サウジアラビアでは、12月16日に最初のワクチンが到着、翌17日に接種が無料で開始された。接種は段階的に実施される計画で、第1段階では65歳以上と慢性疾患を持つ者など最もリスクの高いグループが対象になった。18日時点で30万人の接種登録があった、とも報じられている。

クウェートでは、「1日当たり1万人に接種する準備をしている」と当局が述べた、と現地紙が報じているほか、「ワクチン接種は全ての国民、居住者を対象とし、任意かつ無料」になる、と首相が発言している。政府は上述のファイザーのほか、英国アストラゼネカとも調達契約を結んでいる。

オマーンでは、フロントライン従事者、高齢者、基礎疾患を有する人々などを接種対象グループとし、対象者の6割に接種を行う計画だ。対象者は無料で接種が可能としている。ファイザーやGAVIアライアンスとは、同国居住人口の2割分のワクチンの供給を受ける協定を締結している。

カタールでは、保健省がファイザーと米国モデルナにワクチンを発注済みで、2020年内か2021年早々に到着する見込みと発表している。

UAEとバーレーンで中国シノファーム製のワクチン接種を開始へ

アラブ首長国連邦(UAE)では、中国シノファーム製ワクチンを認可し(2020年12月11日記事参照)、アブダビの複数の公立・私立病院などで、18歳以上の居住者に対する接種が開始されている。

同ワクチンのフェーズIII臨床試験が実施されていたバーレーンでも12月13日、ファイザー製に続いて使用が認可された。バーレーン保健省は同日、ウェブサイトでシノファーム製ワクチンの接種受付を開始。居住者は国籍を問わず無料で接種を受けることができるとされており、既に国内で数多くの登録があったことが伝えられた(12月17日付バーレーン国営通信外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。16日には、使用ワクチンの種類に言及はないものの、ハマド国王が接種を行った、とも伝えられている。

(田辺直紀)

(中東、サウジアラビア、バーレーン、クウェート、カタール、オマーン、アラブ首長国連邦)

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