新型コロナ対策の各種制限措置、2月1日まで再延長

ハンガリーのオルバーン・ビクトル首相は1月8日、新型コロナウイルス感染拡大抑止のための非常事態宣言措置を2月1日まで再度延長するとラジオインタビューで発表した。当初は2020年11月11日から1カ月としていた措置（2020年11月10日記事参照）を12月8日に1カ月延長（2020年12月8日記事参照）しており、今回再度の延長（延長期間は約3週間に短縮）となった。

オルバーン首相はインタビューで「これまで8万人分のワクチンしかハンガリーに届いておらず、依然として少量にとどまっている。必要なワクチン数にならない限りは、現行の制限措置を維持する必要がある」として、ワクチン接種による予防的措置がある程度浸透するまでの辛抱を国民に訴えた。制限措置については、国民が混乱しないよう、これまでの措置を継続するとした。

これに伴い、当初は1月11日から対面学習に戻す予定だった大学・高等教育については、引き続きオンライン学習を継続するとした。

（末廣徹）