ハンガリー首相、外出制限などの追加制限措置を発表

(ハンガリー)

ブダペスト発

2020年11月10日

ハンガリーのオルバーン・ビクトル首相は11月9日、外出制限など新たな追加措置を行うと発表した。2度目の非常事態宣言の延長に関する法案が国会で可決された場合に、導入するとしている。実施期間は11日午前0時から30日間の予定。

9日に発表された主な追加措置は以下のとおり。

  1. 午後8時から午前5時までの外出制限(通勤、緊急事態は除く)
  2. 飲食店の閉鎖(デリバリー、テイクアウトは除く、社員食堂の営業も可能)
  3. フィットネスジム、プール、美術館、博物館、劇場、動物園の閉鎖(プロスポーツの無観客試合および屋外での個人的な運動は可能、アマチュアスポーツ活動は不可)
  4. 大学および高等教育のオンライン授業への移行(幼稚園、1~8年生は登園・登校可能)
  5. 医療従事者、学校・幼稚園の教諭への感染検査を毎週義務付け
  6. 商店、美容院などの営業は午後7時まで
  7. 集会・イベントの禁止。家族などの集まりは10人までに制限

また、オルバーン首相は、これらの措置により影響を受ける飲食店、レジャー施設への救済措置として、従業員の雇用を維持し賃金を払い続ける場合、社会貢献税の支払いを30日間免除し、賃金の半分を補助するとした。

詳細はハンガリー政府「コロナ関連情報サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」、または在ハンガリー日本大使館のホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(奥村明子)

(ハンガリー)

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