河北省秦皇島市、リハビリ補助器具レンタルサービス開始

(中国)

北京発

2021年01月08日

中国の河北省秦皇島市は12月19日、「秦皇島市2020年リハビリ補助器具レンタル製品目録(以下、目録)」を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、リハビリ補助器具のレンタルサービスを開始した。同市は2019年6月に中国民政部などが選定した全国13都市のリハビリ補助用具レンタルサービス試行拠点の1つで、今回の目録発表によりレンタルサービスが実際に開始された(2019年7月9日記事参照)。

秦皇島市は、国家リハビリ補助器具研究センター秦皇島研究院を総合運営サービスプロバイダーと位置付け、その下に10カ所のサービス拠点を設置し、レンタルサービスを行う方式を採用した。レンタル拠点では、高齢者や障がい者向けに、福祉用品やリハビリ補助器具のレンタルを行う。対象となるのは、つえや車椅子などの移動補助器具、下肢矯正器具などの矯正器具、介護用ベッドや床ずれ防止器具などの家庭用器具など5分類52品目で、品目は今後状況に応じて調整していく。合計29社の製品を選定しており、日本企業の製品も対象製品となっている。

秦皇島市戸籍を有する65歳以上の高齢者や障がい者は、各サービス拠点で目録対象製品をレンタルする際、1人当たり年間1,200元(約1万9,200円、1元=約16円)を上限に、レンタル金額の60%の補助を受けることができる。レンタル期間は3カ月からとなっている。

(唐澤和之)

(中国)

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