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2020年は貿易赤字が大幅増、原油価格の下落が影響

(アルジェリア)

パリ発

2021年01月25日

アルジェリア商業省のハレッド・ブシェラレム貿易局長は1月14日、2020年の輸入総額は344億ドルで前年比18%減と発表した。主要輸入元は1位が中国(輸入総額の17%)、2位フランス(10%)、3位イタリア(7%)、4位ドイツ(6.5%)、5位スペイン(6.2%)だった。輸出総額は238億ドルで33%減だった。主要輸出先は1位がイタリア(輸出総額の14.5%)、2位フランス(13.7%)、3位スペイン(10%)、4位トルコ(9%)、5位中国(5%)だった。

主要輸出品目である原油価格の下落、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済活動の縮小などが、輸出入額の減少に影響したとみられる。貿易赤字は前年比73%増の106億ドルと大幅に増加した。アルジェリア政府は、貿易赤字の解消を目的に、2018年に導入した一部の輸入完成品に対する高関税率の一時的追徴課税(DAPS)(2019年2月12日記事参照)を継続しているほか、主要輸入元であるEU諸国との連合協定(注)再評価に関する交渉も開始した。

また、エネルギー省の1月17日付発表によると、2020年の平均原油価格が1バレル42ドルとなり、炭化水素の輸出額は200億ドルで前年比40%減になった。炭化水素は輸出総額の84%を占めており、比率は縮小傾向にあるものの、引き続き炭化水素に依存している。2020年の炭化水素の輸出量は8,220万石油換算トン(toe)で11%減となり、減小傾向が続いている。世界銀行によると、外資の投資不足、技術的問題、発掘計画の延期で生産能力が低下し、人口増による国内電力消費の増加も、輸出能力の低下に影響している。外資参入促進と炭化水素生産の拡大に向けて、新炭化水素法が2019年11月に可決されたが、同法の細則政令の公布が遅れていることもあり、生産能力回復にはつながっていない。

(注)2002年締結、2005年発効。工業製品を対象とした輸入関税完全撤廃について規定する。

(ピエリック・グルニエ)

(アルジェリア)

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