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米カリフォルニア州、限定的な自宅待機命令を発表、人口の94%が対象

(米国)

サンフランシスコ発

2020年11月20日

米国カリフォルニア州公衆衛生局は11月19日、州の経済再開計画で経済活動の制限が最も厳しい「紫」段階(注1)の郡に対して、限定的な自宅待機命令(Limited Stay at Home order)を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同命令では、午後10時から翌日午前5時までの間、必要不可欠なインフラ(注2)の運営、維持、利用にかかわる活動を除く自宅外で行われる全ての活動や同一世帯の人以外との集まりが禁止される。ただし、世帯外の人との交流を伴わない同一世帯の人との外出は対象外。命令は11月21日午後10時から12月21日午前5時まで有効となるが、延長される可能性もある。現時点で「紫」段階にない郡も、今後同段階に後退した場合には、後退が決定された2日後の午後10時から命令が適用される。

今回の命令に先立ち、州政府は16日、新型コロナウイルスの感染状況の悪化を受けて、州内58郡のうち28郡を「紫」段階へ後退させる緊急措置を発表していた。28郡はアラメダ、サンタクララなど北部地域から、カーン、キングなどセントラルバレー地域、オレンジなど南部地域まで州全域にわたる。発表前から既に「紫」段階にあったロサンゼルスやサンディエゴなどを含めて、同段階にある郡は合計41郡となった(添付資料表参照)。これら41郡の人口は、カリフォルニア州全体の94.1%に当たる。

州のガイドラインによると、「紫」段階では、非エッシェンシャル・ビジネスはリモートワークが求められ、飲食店やジム、フィットネスセンターの屋内営業は停止など、屋内活動が厳しく制限される。

同州では15日時点の累計感染者数は100万人を超え(102万9,235人)、入院者数は14日前に比べて48%増の3,852人となっている。ギャビン・ニューサム知事は16日のプレスリリースで、手を打たなければ、感染拡大は即座に医療体制の逼迫を招き、深刻な事態につながる恐れがあるとし、経済再開における各段階の移行基準も変更した。当初、段階後退の条件は当該段階の基準を2週間維持できない場合となっていたが、期間が1週間に短縮した。また、感染が著しく増加している郡に対しては、複数段階の後退措置も取る。例えば、サンタクララ郡は今回「オレンジ」から「紫」に、サンフランシスコ郡は「黄」から「赤」に2段階後退となった。サンフランシスコ郡は「赤」段階への後退を受けて、10月に一部再開が認められた非エッシェンシャル・ビジネスのオフィスの再閉鎖などの措置を17日から発動した(2020年10月26日記事参照)。

(注1)カリフォルニア州では、1日の新型コロナウイルス新規感染者数(10万人当たり)と検査陽性率の指標に基づき、各郡を感染状況により4段階に色分けして〔厳しい方から、(1)広くまん延:紫色、(2)かなりまん延:赤色、(3)中程度のまん延:オレンジ色、(4)低度のまん延:黄色)、各段階に合わせてビジネス活動の再開・制限を実施する体制を取っている(2020年9月8日記事参照)。

(注2)必要不可欠なインフラの詳細は、カリフォルニア州政府のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(石橋裕貴)

(米国)

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