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米カリフォルニア州、新型コロナとの共存のためビジネス再開の新計画始動

(米国)

サンフランシスコ発

2020年09月08日

米国カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は8月28日、新型コロナウイルスとの共存を前提とした経済再開のための新たな計画を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますし、31日から計画を始動させた。「より安全な経済」を目的とした今回の計画では、1日の新規感染者数(10万人当たり)と検査陽性率の指標に基づき、各郡を感染状況で色分けした(添付資料表参照)。(1)広くまん延(Widespread)-紫色(注1)、(2)かなりまん延(Substantial)-赤色、(3)中程度のまん延(Moderate)-オレンジ、(4)低度のまん延(Minimal)-黄色の4段階に分類している。ビジネス活動への制限が最も厳しい「紫色」の段階では、非エッセンシャルビジネスは原則、リモートワークが求められる。飲食店はテークアウト・デリバリーや屋外での営業のみ認められる。小売りは店内の収容人数を25%に制限して営業可能だ。

8月31日時点で州内58郡のうち、「紫色」に該当する郡が38郡と最も多く、「赤色」「オレンジ」がそれぞれ9郡、「黄色」が2郡となっている。毎週火曜日に前週のデータに基づいて各郡の段階を判断する。各郡は制限が緩和される次の段階に移行するためには、次段階の基準を2週間連続で満たさなければならない。また、「赤色」「オレンジ」の段階にある郡は次段階に移動可能になるために少なくとも3週間、同じ段階にとどまる必要がある。現在の段階の基準を2週間連続で維持できない郡は、より制限の厳しい前段階に後退する。各郡の状況はカリフォルニア州のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

新しい計画で定めた経済活動への規制について、郡によってはより厳格に運用する例がみられる。例えば、「赤色」の段階にあるサンフランシスコ市・郡は9月1日、低リスクの屋内ビジネス活動(理髪店、美容院など)は同月末を目標に順次再開すると発表したが、州の計画に従えば再開可能な飲食店の屋内営業は含まれていない(注2)。他方、同じく「赤色」の段階にあるナパ郡は州の計画に沿って8月31日から飲食店の屋内営業の再開を認めると発表している。

「紫色」の段階にあるロサンゼルス郡は9月2日、美容院と理髪店の屋内でのサービス提供について、収容人数を25%に制限するなどの条件の下で再開を許可すると発表している。州のガイドラインでは、一番制限の厳しい「紫色」段階でも美容院と理髪店の屋内サービスは認められている。

(注1)「紫色」はこれまでカリフォルニア州政府が公表してきた新型コロナウイルス感染状況に関する重点監視対象郡に相当する。

(注2)ジェトロがサンフランシスコ市・郡に問い合わせたところ、飲食店の屋内営業再開は認めていないと回答があった(9月1日時点)。

(石橋裕貴)

(米国)

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