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2020年通年のGDP予測値、マイナス6.1%に上方修正

(香港)

香港発

2020年11月18日

香港特別行政区(以下、香港)政府は11月13日のプレスリリースで、2020年通年の実質GDP成長率の予測値をマイナス6.1%に修正すると発表した。8月半ばに香港政府が発表した同予測値(マイナス6%~マイナス8%)内での上方修正となった(2020年8月18日記事参照)。また、2020年第3四半期(7~9月)のGDPの確定値は前年同期比マイナス3.5%となり、第2四半期(4~6月)のマイナス9.0%からマイナス幅が大きく縮小した。

香港政府の経済顧問である欧錫熊氏は「第3四半期までの実績値や、政府による大規模な救済措置の効果を考慮した上で修正を行った」と説明した。欧氏は「仮に域内の新型コロナウイルスの急激な感染拡大や国際的な経済活動が再び急激に悪化しなければ、香港経済は2020年第4四半期に穏やかではあるが、さらに改善する可能性がある」との見通しを示した。

香港浸会大学財務・決策学部の麦萃才准教授は「(比較対象となる)2019年の第3四半期はデモの影響から成長率はかなり低水準まで低下していたが、2020年第3四半期の経済成長率は前年同期比マイナス3.5%と、景気回復が依然として脆弱(ぜいじゃく)であることを反映している」と指摘した。また「今後、失業率は上昇を続け、過去最低だった2003年の水準を上回る見込みだが、政府による救済措置やサービス業を中心とした香港の産業構造を踏まえると、新型コロナウイルスの感染拡大さえ抑えられれば、サービス業をはじめ、景気と雇用は回復するだろう」と語った(「明報」11月14日)。

(野原哲也)

(香港)

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