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好調な需要回復を受け2020年の米新車販売予測を上方修正

(米国)

ニューヨーク発

2020年11月09日

ゼネラルモーターズ(GM)やトヨタなど在米主要自動車メーカーから成る自動車イノベーション協会(AAI)(注1)は10月28日、主要調査機関による2020年の新車販売台数の予測台数などをまとめた報告書を公表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

報告書によると、2020年第3四半期(7~9月)の自動車販売台数は前年同期比9.2%減の約390万台となり、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の影響により落ち込んだ第2四半期(4~6月)の33.3%減に比べて減少幅が大幅に縮小(注2)した。また、米市場調査会社JDパワーの試算として、直近の10月の販売台数の年率換算台数(季節調整済み)が1,590万台となったことや、前年同月からの下げ幅が新型コロナにより需要が低迷して以降最小の80万台にとどまったことなどが紹介された。さらに、10月の販売台数のうち、レンタカーなどを除く個人消費者向けが前年同月比3.0%増と伸びたことも報告され、新車需要は好調な個人消費により順調に回復しているとの見方が示された。

こうした中、英調査会社IHSマークイットは特に個人向けの回復を評価し、2020年の年間販売台数について、6月時点の予測台数の1,270万台から1,430万台に上方修正した(添付資料図参照、2020年6月9日記事参照)。同社はまた、2019年の水準である1,700万台以上への回復は2025年以降になるとの見方も示した。

英調査会社LMCオートモーティブも、6月時点の予測台数の1,340万台から1,420万台に上方修正した。また、米調査会社ワーズ・インテリジェンスは、2020年末にかけて販売が順調に回復することで2021年には年間販売台数が1,600万台を超えると見込む。新型コロナが経済に与える打撃から自動車業界が救うことになるだろう、との前向きな見方を示した。他方で、中古車残存価値評価機関のオートモーティブ・リース・ガイド(ALG)は6月時点の見込みを据え置き、1,260万台と予測した。しかし、移動制限が夏の間も続き、年末まで失業者が増加するという3月時点でのシナリオの下で予測されていた1,120万台よりは需要が上向くとみている(2020年4月9日記事参照)。

(注1)2020年1月に、GMなど米系メーカーやトヨタなどをメンバーとする米国自動車工業会(AAM)と、ホンダや韓国の現代自動車など外資系メーカーをメンバーとするグローバル・オートメーカーズが統合。加盟メーカーで全米の自動車生産台数の99%を占める。

(注2)データ出所、取得時期などが異なるため、ジェトロがこれまで報告した値とは異なる。

(大原典子)

(米国)

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