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大統領選世論調査でモラレス派がわずかにリード、決選投票になる見通し

(ボリビア)

リマ発

2020年10月09日

ボリビアの民間調査会社シエスモリ(CIESMORI)が9月20~29日に実施した同国大統領選挙(10月18日実施の予定)の最新全国世論調査の結果が発表された。同世論調査は、ジャニネ・アニェス暫定大統領が9月17日に立候補を辞退する旨を発表した後、初めて行われた。

調査結果では、エボ・モラレス前大統領の支持母体である、「社会主義運動党(MAS)」のルイス・アルセ候補(支持率:30.6%)と、「市民共同体連合党(C.C.)」のカルロス・ディエゴ・デ・メサ元大統領(24.7%)が首位を僅差で争っている。また、2019年の大統領選の開票結果の操作疑惑問題(2019年11月08日記事参照)において、反モラレスを掲げた市民団体サンタクルス市民委員会(Comité pro Santa Cruz)の代表であるルイス・フェルナンド・カマチョ代表は、「連合我々は信じる党(AC)」から立候補し、今回の調査では支持率12.7%で3位に付けているが、CIESMORIは、上位2候補が最終的に11月29日の決選投票にもつれ込むだろう、と予測している(注)。その他の候補は、「勝利への戦線党(FPV)」の韓国系ボリビア人のチ・ユン・チュング候補(2.5%)、「自由21党(L21)」のホルヘ・フェルナンド・キロガ候補(1.2%)、「全国ボリビア行動党(Pan-Bol)」のフェリシアーノ・ママーニ・ニナビア候補(0.5%)、「国家民主行動党(ADN)」のマリア・デ・ラ・クルス・バジャ候補(0.3%)となっている。なお、誰に投票するかまだ決めていないという回答が13.3%、候補者を明かしたくないという回答が8.4%、白紙投票予定が4.3%、棄権予定が1.5%だった。

一方、「連合共に党(AJ)」から立候補していたアニェス暫定大統領は、9月17日の自身のツイッターで、反MASを掲げる各党に票が分散され、結果的にMASに勝利をもたらすことを避けるために、大統領選の立候補を取り下げる旨を発表した。同ツイートで、アニェス暫定大統領は、「民主主義の結束のため、独裁政権に反対する人々の勝利のため、独裁政権が永遠に戻らぬように戦ってきた人々のために辞退する。結束しなければモラレスが戻り、民主主義が敗退する」として、反モラレスのための結束を呼び掛けた。

(注)ボリビア政治憲法第166条による当選条件として、51%以上の得票率の確保、または同40%以上で2位と10ポイント以上の差の確保が定められており、いずれの候補もその条件を満たさない場合、上位2候補で決選投票が実施される。

(設楽隆裕)

(ボリビア)

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