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7月の失業率、EUで0.1ポイント、ユーロ圏で0.2ポイントともに悪化

(EU、ユーロ圏)

ブリュッセル発

2020年09月04日

EU統計局(ユーロスタット)の9月1日の発表によると、7月のEU27カ国全体とユーロ圏19カ国の失業率(季節調整済み)は、前月からそれぞれ0.1ポイント、0.2ポイント悪化し、7.2%、7.9%となった(添付資料表参照)。EUでは6月以降、多くの加盟国で新型コロナウイルスに伴う各種制限措置が段階的に緩和されたものの、7月も失業率の改善にはつながらなかった。失業者数はそれぞれ前月比でEU全体で33万6,000人、ユーロ圏では34万4,000人の増加となった。

7月の失業率を加盟国別にみると、チェコが2.7%と最も低く、スペインが15.8%と最も高かった(ただし、最新データが未発表のギリシャは5月時点で17.0%)。6月には加盟国のうち9カ国で失業率が前月から0.5ポイント以上悪化した(2020年8月4日記事参照)が、7月に失業率が前月から0.5ポイント以上悪化したのはポルトガル(0.8ポイント増)のみだった。

ユーロスタットによると、新型コロナウイルスに関連した制限措置を受けて、3月以降、引き続き失業手当の申請件数が急激に増加している(注)。

EU27カ国の7月の若年層の失業者数は290万6,000人で、このうち233万8,000人がユーロ圏19カ国の失業者だった。若年層の失業者数の変化を前月比でみると、EU27カ国全体では3万7,000人、ユーロ圏では2万9,000人の増加となった。

加盟国別に見ると、スペイン(51万6,000人、若年層失業率41.7%)、フランス(50万9,000人、同19.7%)、イタリア(43万3,000人、同31.1%)が引き続き大部分を占めた。イタリアとスペインでは、若年層失業率が前月からそれぞれ1.5ポイント、0.1ポイント悪化した。

若年層失業率が最も低かったのはドイツ(5.7%)、最も高かったのはスペイン(41.7%)だった。

(注)新型コロナ危機がEU労働市場に及ぼした影響の詳細は、四半期ごとに公表される「労働力調査(LFS)」も参照のこと(2020年7月14日記事参照)。

(大中登紀子)

(EU、ユーロ圏)

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