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EU市場で電気自動車の新車登録台数が増加

(EU)

ブリュッセル発

2020年09月04日

欧州自動車工業会(ACEA)は9月3日、EUにおける電気自動車〔Electrically-chargeable Vehicles(ECV)(注1)〕の2020年第2四半期の新規登録台数が前年同期比53.3%増の12万9,344台となり、市場全体の7.2%を占めたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。前年同期の占有率は2.4%で、この1年で大きく伸びたことが分かる。このうち、バッテリー式の電気自動車(BEV)は12.7%増の6万3,216台、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)の販売台数は特に大きく増加し、2.3倍の6万6,128台だった。

また、2020年第2四半期は前年同期比で7.2%減となったものの、ハイブリッド電気自動車(HEV)も引き続きEU市場においては人気が高く、新規登録台数が17万2,149台となり、市場全体の9.6%を占めた。ガソリン車が55.0%減、ディーゼル車が53.4%減と大きく落ち込んだ中、ECVおよびHEVの健闘が目立った。

ドイツとフランスでは新型コロナウイルスへの対策が販売促進につながる

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、欧州各国が行ったロックダウン措置は自動車業界に大きな影響を与え、ACEAは2020年の新車販売台数は前年比25%減となると予測している(2020年8月4日記事参照)。しかし、ドイツのコンサルティング企業のマティアス・シュミットによると、西欧18カ国(注2)における電気自動車の7月の販売台数は過去最高となった。同社は、「コロナ禍」からの経済復興の施策の1つとして、ドイツ(2020年7月15日記事参照)やフランス(2020年5月28日記事7月30日記事参照)が行った電気自動車購入への補助金の増額などが追い風になったとみている。ACEAによると、ドイツ、フランスでは2020年第2四半期において、主にPHEVが牽引し、電気自動車を含めた代替燃料車の販売台数がドイツで前年同期比20.6%増、フランスで51.5%増となったという。

欧州では今後も、かねて人気があるフランス・ルノーの「ゾエ」や米国のテスラ車などに加えて、ドイツ・フォルクスワーゲンの「ID.3外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の販売が9月に始まることから、電気自動車の販売台数がますます伸びることが予想されている。

(注1)ACEAは、燃料電池自動車(FCEV)も含むバッテリー式電気自動車(BEV)とエクステンデッド・レンジ電気自動車(EREV)を含むプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)の2種を「Electrically-Chargeable Vehicles(ECV)」、すなわち「電気自動車(Electric car)」と定義している。

(注2)EU14カ国(ベルギー、ドイツ、フランス、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、デンマーク、アイルランド、ギリシャ、スペイン、ポルトガル、オーストリア、フィンランド、スウェーデン)、および、ノルウェー、アイスランド、スイス、英国の計18カ国

(滝澤祥子)

(EU)

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