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大統領が国民演説、警戒レベル1に引き下げ、10月1日から海外渡航を再開へ

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2020年09月18日

南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領は9月16日、新型コロナウイルス感染対策の進捗に関する国民演説外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行った。9月15日で期限を迎えた「国家的災害事態」は14日付の官報(2020年9月17日記事参照)で10月15日までの延長が決まったが、新規感染者数が減少傾向にある中、大統領によるさらなる警戒レベルの引き下げが発表されるかに注目が集まっていた。

ラマポーザ大統領は冒頭、7月には1日の新規感染者数が1万2,000人台で推移したが、直近では2,000人以下だと感染拡大の鈍化を説明した。回復率は89%に達し、病床数、人工呼吸器など必要な医療施設・設備の需要も減少していることから、最悪の時期を脱することに成功したとし、国民一人一人の努力、および世界保健機関(WHO)による支援(2020年8月13日記事参照)を称賛した。

その一方で、ラマポーザ大統領は、多くの国々が感染の第1波より深刻な第2波の被害を受け、再びロックダウンを行う国もあることから、国内の検査数をさらに増加させ、また9月から導入した南ア版新型コロナウイルス接触確認アプリ(2020年9月8日記事参照)を活用することで、感染拡大防止に努めると述べた。

その上で、ラマポーザ大統領は、国民生活や経済活動を以前の状況に近い形に戻す時期が来たとし、専門家らのアドバイスを基に内閣が9月20日から警戒レベルを1に引き下げる決定をしたと述べた。レベル1への移行により、緩和される主な活動・ビジネスは以下のとおり。

  • 会場の収容人数の半数を上限とする集会(スポーツイベントの観戦は制限継続)
  • 葬儀への100人までの出席(これまでは50人が上限)
  • 夜間外出制限時間の短縮(午前0時~午前4時)
  • 店舗でのアルコール販売を月曜~金曜の午前9時~午後5時に拡大(土日は禁止継続)

これまで南ア人・外国人の本国帰還のための臨時便以外禁止されていた海外渡航に関しては、10月1日からビジネス・余暇を目的とした渡航を認めるとし、国際商業便の再開を示唆した。渡航に当たっての主な要件・感染対策は以下のとおり。

  • 高い感染率が続く一部の国との出入国は制限を継続(リストは後日発表予定)
  • 当面はORタンボ国際空港(ヨハネスブルク)、ケープタウン国際空港、キング・シャカ国際空港(ダーバン)の3空港のみ利用可
  • 空港到着時、旅行者は出発前72時間以内に取得した新型コロナウイルス陰性証明書の提示が必要(提示できない場合は、政府指定の検疫施設に自己負担で強制隔離)
  • 全ての旅行者は到着時に症状の確認などのスクリーニングテストを受ける
  • 前述の新型コロナウイルス感染確認アプリのインストールを求める

渡航制限の対象となる国に日本が含まれているかは現時点で明らかになっていない。また、ラマポーザ大統領は国境の再開に向けて、在外南ア大使館でのビザ申請の受付を開始する予定だと述べた。詳細は各省庁から官報で発表される見込みだ。

(高橋史)

(南アフリカ共和国)

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