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米国有権者の人種別構成、ヒスパニック系の増加が顕著

(米国)

米州課

2020年09月28日

米国のシンクタンク、ピュー・リサーチ・センターは、9月23日に米国における有権者の人種別構成の変化についての調査結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した。これは、2000~2018年の有権者の人種別構成比の動向について調査したもので、全米50州において、白人層の比率が低下し、ヒスパニック系の比率が増加したことが分かった。全米では、白人層の構成比は2000年に76%だったが、2018年には67%に低下した。一方、比率の増加が目立つのがヒスパニック系で、2000年の7%から2018年には13%に拡大した。

白人層は、特にネバダ州で18%減、カリフォルニア州で15%減と低下率が大きかった。11月の大統領選挙で激戦州とされるフロリダ州(13%減)、アリゾナ州(12%減)、ペンシルベニア州(7%減)で、白人層の比率が低下した。ただし、カリフォルニア州(白人層の比率:45%)、ニューメキシコ州(43%)、ハワイ州(25%)を除く47州では、白人層が有権者の過半数を占めている。

2000年から2018年までに増加した全米の有権者数は4,030万人で、うち白人層が24%(977万人)、非白人が76%を占めた。非白人の中でも、特にヒスパニック系の有権者数の増加が著しく、1,554万人で39%を占めた。黒人層は688万人(17%)、アジア系は566万人(14%)だった。

白人層以外で民主党支持が共和党支持を上回る

各人種が支持する政党を調べたところ、白人層では共和党支持が53%、民主党支持が42%とやや共和党が上回ったが、黒人層はそれぞれ10%、83%。ヒスパニック系はそれぞれ29%、63%、アジア系はそれぞれ17%、72%と民主党支持が共和党支持を大きく上回った(注)。

また、2016年の大統領選挙の際、ヒスパニック系、アジア系の投票率がそれぞれ48%、49%と、白人層(65%)および黒人層(60%)に比べて低かった。2020年の大統領選挙では、特に増加が著しいヒスパニック系有権者の投票行動が、選挙結果に影響を及ぼすとみられる(2020年9月10日付地域・分析レポート参照)。

(注)2018~2019年に実施された調査結果の集計に基づく。

(松岡智恵子)

(米国)

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