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州別新型コロナ警戒信号でカンペチェ州が全国初の黄色に

(メキシコ)

メキシコ発

2020年08月17日

メキシコ連邦保健省は8月14日、8月17日以降に適用される各州の新型コロナウイルス感染警戒信号(4段階、2020年5月15日記事6月2日記事6月15日記事参照)を発表した。ここ数週間の感染拡大の減速を反映し、全国32州のうち、6州が赤、25州がオレンジと、オレンジが大幅に増えたのに加え、カンペチェ州が全国初めての黄色になった。

進出日系企業が多い州では、アグアスカリエンテス州、サカテカス州が赤、グアナファト州、メキシコ市、ケレタロ州、ヌエボレオン州、サンルイスポトシ州、ハリスコ州、バハカリフォルニア州、メキシコ州、コアウイラ州、チワワ州、タマウリパス州がオレンジとなっている。

今回、コアウイラ州、ドゥランゴ州、ハリスコ州、ミチョアカン州、ヌエボレオン州、プエブラ州、サンルイスポトシ州、タバスコ州、タマウリパス州、ベラクルス州、ユカタン州が赤からオレンジに、カンペチェ州がオレンジから黄色に、アグアスカリエンテス州がオレンジから赤に変わった(添付資料表1参照)。

アグアスカリエンテス州は、ダイムラーとの合弁工場を合わせると日産自動車の完成車工場が3カ所あり、日系自動車部品メーカーの進出も多い。同州は8月に入り、病床利用率が上昇傾向にあり、特に人工呼吸器付き病床の利用率が一時50%に達した(添付資料表2参照)。入院患者の増加や病床利用率のデータが赤信号に反映されたとみられる。赤信号の場合、原則として「不可欠な活動」以外の操業が認められないが、具体的な措置は州政府が決定する。

オレンジの州が急増も、感染の再活性化に警戒

今回、オレンジの州が11州増え、初めて黄色の州も誕生したが、全国の1日当たりの感染確定数は過去14日間の移動平均で6,195人(8月14日時点)と、依然として高い水準にある。また、メキシコの人口100万人当たりの検査数は世界151位の8,961件と少なく、米国の4.3%、チリの8.6%、ペルーの10.9%、ブラジルの14.2%にすぎない(ワールドメーター外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、8月15日時点)。そのため、統計が実態を反映していない、という指摘もある。

7月以降、入院患者急増で病床利用率が高水準にあった北東部ヌエボレオン州においては、ここ1週間は感染拡大ペースが鈍化し、病床利用率も低下傾向にあるため、連邦の信号は6月28日以来のオレンジとなった。州政府独自の信号(10項目)の色は大きく好転していないものの、州政府は8月13日、7月初めから禁止されていた週末のレストラン、ショッピングセンター、商店、屋台などの操業を認めると発表した。ただし、衛生措置を順守しなかった事業所については閉鎖するとハイメ・ロドリゲス州知事は強調しており、感染症に脆弱(ぜいじゃく)な高齢者などの外出も認められないとした。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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