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四川省、「新消費」発展計画を発表、新たな生活様式に対応

(中国)

成都発

2020年08月13日

中国・四川省政府は8月4日、「新消費の育成発展のための三年行動計画(2020~2022年)」(川弁発[2020]52号)を発表した。計画では、(1)文化・観光、(2)情報、(3)健康、(4)夜間消費、(5)ファッション、(6)消費のアップグレード、(7)消費環境の改善の7分野について、今後の発展の方向性を示した(添付資料参照)。

計画では、2022年までに同省の社会消費品小売総額を2兆2,000億元(約33兆円、1元=約15円)、年間の1人当たり消費支出を都市部では3万元、農村部では1万8,000元を上回ることを目標にしている。

四川省統計局によると、2020年上半期の社会消費品小売総額は前年同期比7.5%減で減少幅は中国平均の11.4%減よりも小さいものの、依然として新型コロナウイルス感染拡大による景気の落ち込みからの脱却に向けた消費の活性化が課題となっている。四川省の上半期の域内総生産(GRP)の伸び率も、第一次産業、第二次産業がそれぞれ前年同期比1.3%増、1.5%増と、第1四半期(1~3月)のマイナスからプラスに転じたのに対し、第三次産業は0.4%減と依然マイナスのままとなっている。

社会課題の解決を図る狙いも

計画にあるオンライン観光やデジタル博物館、健康、スポーツなどは、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に生じた新たな生活様式に対応するサービスの充実を目指すものだ。また、四川省と成都市が推進してきたゲームやアニメなどの文化産業の振興や、ナイトタイムエコノミーの発展などの新興産業の育成、医療や高齢者介護サービスの充実、地域コミュニティーの生活環境改善、農村部の消費市場拡大など、従来から存在する社会課題の解決に関する取り組みもある。

今回の計画は、新型コロナウイルスの影響による経済的な落ち込みからの回復のため、消費を喚起し拡大させることを主たる目的としているが、同時に、ウィズ・コロナ、アフター・コロナ時代に対応する新興産業の創出と育成を図り、さまざまな社会課題の解決を図る上での方向性を示したものと言える。

(田中一誠)

(中国)

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