輸入通関後検査の制度を見直し
(インドネシア)
ジャカルタ発
2020年07月20日
インドネシア政府は2020年5月、輸入通関後検査(ポストボーダー)制度の見直しを行う旨の商業大臣規程2020年第51号を公布した。
現在、LARTAS(禁止・制限品目)規定に関連する貨物の輸入者は、税関への輸入申告および通関後、商業省のオンラインシステム(INATRADE)で電子申告を行ってから貨物を引き取る仕組みだが(2018年1月26日記事、2018年1月31日記事参照)、今回の見直しにより、輸入通関後に商業省が、貨物の内容や数量、必要書類の有無などを検査できるようになった。申告数量を超える数量を輸入するなど、本規程の定めに違反した輸入者に罰則が適用される旨も定められている。
今回の見直しの対象は18カテゴリー(添付資料参照)で、鉄鋼や鉄鋼製品、タイヤなどは見直し対象外だ。本規程は8月26日から施行される予定。
(佐々木新平)
(インドネシア)
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